休母日



きのうは午後、母半休をもらってひとり渋谷へ

妊娠中から、もちろん出産をしてからも、
ひとりで電車に乗って都会を歩くなんてもうずうっとしていなくて
街中の人間ひとり分のサイズ感も、人ごみを歩くスピードも、
なんだかちょっと狂っていたみたいな感覚になった
(駅の構内を歩くスピードなんて、遅すぎて具合が悪い人だと思われたかもしれない!)

渋谷は地図をみなくても歩ける街なのに
わたしの方向音痴はわたしが知らないうちにさらに磨きがかかっていたようで
わたしはストレンジャーかつ変な人になった
学生時代の当時はな〜んとも思っていなかった風景が
懐かしくも新鮮で、騒がしくて、奇妙
自分が日本を旅する外国人になったようで
彼らの気持ちを容易に想像できたくらい

母半休をもらったのは映画を観るためだったのだけれど
こういう文化活動もちろん、先のような世間とのチューニングも
やっぱりわたしには必要なのだなと思った
だって脳みその細胞たちがピシピシ音を立てていて
からだいっぱい創造性でみちあふれたのだもの!元気出た〜
そしてこの日はびっくりなことに
わたしが仕事をしていたときの仲間にばったり遭遇!!
ほんとうにうれしかった
ひとりで外出するなんていう珍しい日の珍しい再会
「そのピーンときた感覚、正解だよ」
って神様にいわれているみたいでうれしかった

これから毎月「休母日」を申請しようと思います

そう映画映画
『シーモアさんと、大人のための人生入門』
人として音楽家としてとても学び、また共感することがたくさんあった
教育に関わる人間として、この映画を観ることができてよかった
シーモアさんが語っていたひとつひとつのことば、どれも忘れたくないよ!




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